審美歯科でオールセラミックを受けたいと思ってる人もいらっしゃるでしょう。
オールセラミックは自由診療の審美歯科での治療ということになり、かかる費用は全額自己負担です。
保険治療なら料金の分担がありますが、自由診療では料金の分担がなく、かかる費用は全て自分で負うことになるのです。
したがってまずオールセラミックでは、しっかりとした資金計画や予算の備えが必要になります。
この点は確かに一つ大きなデメリットになりますが、安い料金の審美歯科を探すこともできますし、ローンを組んで治療を受けるという選択肢もあります。
オールセラミックの治療で得られるメリットや必要性を考えると、自由診療の審美歯科という理由だけで諦めてしまうのはもったいないことです。
一方で、オールセラミックのメリットとデメリットについてはよく分析しておく必要があります。
メリットはもちろんたくさんありますが、デメリットもあります。
まずメリットとしては、金属や混ぜ物を使用しないこと、透明感・艶があること、色素が付きにくいこと、治療期間が短期間であることです。
また、歯の寿命が長くなること、治療ができる審美歯科が多いこと、ホワイトニングより歯を白くできることもメリットです。
デメリットは、方法によっては歯の寿命が短くなること、歯を整える効果があまり期待できないこと、噛み合わせの改善には効果を発揮しないことなどがあります。
他にも、自然に歯や歯茎が変化すれば施術部分が目立つようにもなりますし、虫歯の治療で作り直しが必要になることもあります。
こうしたメリット・デメリットを考慮したうえで、費用について考え、なおかつ医師の技術についても考慮しなければなりません。
治療の完成度やその後の状態は、医師や技工士の技術レベルに左右されることが少なくありません。
医院探しではぜひこの点を忘れないようにしましょう。
治療期間は補綴物を作り替えるだけなら2～4週間、通院は2、3回程度ですみます。
