審美歯科でオールセラミックやメタルボンドを受けようと思ってる方もいらっしゃると思いますが、それらの治療を受ける前には注意しておくべきことがあります。
一つは、オールセラミックやメタルボンドは自由診療の審美歯科で治療を受けるということです。
他にもインプラントなどがあり、これは保険が適用される場合もあります。詳しくは
インプラントに保険を適用させる条件とは？をご参照ください。
自由診療の審美歯科ということは、保険治療はできません。
保険治療が出来ないということは、治療費は全て自己負担ということになります。
したがって通常の治療より料金負担が大きくなること、そのための備えや支払方法について考慮しておく必要があります。
料金の安い審美歯科を探す道もありますし、ローンで料金を支払うということも考えることができます。
そして、料金的なリスクがある分、治療については十分な知識を得ておく必要もあります。
どんな治療なのか、どんなメリット・デメリットがあるかについて知っておく必要があります。
オールセラミックについて考えてみましょう。
オールセラミックは、歯の表面を削ってセラミック製のシェルを貼り付ける治療です。
金属や混ぜ物を使用しないのが特徴で、金属アレルギーを心配する必要がなく、歯茎が黒ずんだりする心配もありません。
治療期間は比較的短くすみ、2～3回の通院で十分です。
仕上がりは見た目が自然で、光を透過するため美しく艶が出る状態になります。
歯垢や色素は付きにくく、歯を白くすることについてはホワイトニングのそれを上回ります。
一方デメリットは、歯列を整える効果には劣ること、噛み合わせの改善はできないこと、場合によっては作り直しが必要になること、治療費が高いことがあります。
治療を受ける医院を探すときは、医師と技工士の技術をチェックするようにしましょう。
医師の技術が信頼できるなら治療後の不具合は生じにくくなりますが、医師の技術が乏しいなら完成度が低くなる可能性があります。
治療で歯を削る量が多くなる場合は、神経の治療を十分に行う必要があることも覚えておきましょう。
